「夢21」2012年12月号
※以下は内容の要約になります。
体を温める働きが強い天然石「麦飯石」入りの入浴でひざ痛改善
麦飯石とは火成岩の一種が風化・変質したもので、表面の結晶の色合いが麦飯(むぎめし)に似ていることから、麦飯石と呼ばれます。
中国では古くから、医学書や薬学所にも記録されており、打ち身・ねんざ・皮膚病などの治療に、塗り薬として用いられてきました。
この麦飯石を細かく砕いて成分がお湯に溶け出しやすくしたものが、麦飯石の入浴剤です。
麦飯石には、鉄分やリン、マグネシウムなど、約40種類ものミネラルや元素が含まれています。
しかも、麦飯石に含まれるミネラルは、水の中に入るとイオン化(電子を帯びた分子や原子になること)し、肌の細胞膜に自由に入っていけるようになると考えられています。
イオン化して皮膚から吸収されたミネラルは、細胞の働きを活発にして血流の流れを促します。さらに、人体最大の発熱機関である筋肉を刺激し、高い温熱効果を生み出します。
これらの働きによって体が心から温まり、ひざ痛の緩和に役立つのです。
麦飯石は粒子に無数の微細な穴が開いている多孔質という構造をしているので、表面積がとても大きく、皮膚の表面に付着した汚れや細菌、角質化した皮膚や脂肪、水道水に含まれている塩素などが、麦飯石の表面に吸着して取り除かれると考えられます。
その結果、お湯が軟らかく滑らかになるので、一番湯に入っても肌がピリピリするようなことがありません。また、麦飯石のお風呂に入ると肌質が良くなるので、予防にも効果的です。
こうした数々の優れた効能によって、麦飯石は医薬部外品の承認を受けています。
麦飯石の入浴剤は、浴槽に入れて20分ほど置いてからの入浴が推奨されています。というのも、麦飯石に含まれているミネラルがお湯に溶け出し、十分に働きが得られるようになるまでの時間が約20分ほどだからです。
麦飯石に含まれているミネラルは、天然温泉の成分とほぼ同じです。
麦飯石の入浴剤を入れたお湯は、やや白濁して、肌触りが滑らかになり、自宅でも天然の温泉に入っているような心地よさが得られるでしょう。
実際、麦飯石のお風呂に入ったところ、ずっと悩んでいたひざ痛が和らいだという声も寄せられています。
他にも、体の冷えで痛みが悪化する腰痛・リウマチ・神経縮などの慢性化した痛みを和らげる働きも期待できます。日ごとに寒さが増し。ひざ痛が悪化しやすくなるこれからの季節、麦飯石の入浴剤をぜひ試してみてはいかがでしょうか?